【 様々な宝石や天然石や稀少石の鉱物グループについて 】

稀少石、宝石、天然石の種類を問わず、多くの鉱物は何らかの鉱物グループに属する鉱物名や宝石名で呼ばれています。
個別の鉱物名や宝石名を全て紹介したり、カテゴリー分けをしていくと非常に多種多様で多くの細分化された名称別にする必要がある為、こちらでは猫車さんのオンラインショップでカテゴリー分けをしている鉱物的なグループの紹介をします。
一般的に耳馴染みのない鉱物名もあるかと思いますし、一般的には細分化された宝石名で分けられるものもグルーピングしているので、何となく参考にして下さい。




クオーツ各種 【 クォーツ各種 】

クォーツは、もっとも身近に存在する鉱物となり、鉱物的には石英が結晶化したものがクォーツと呼ばれます。
産地や含有物、成長過程の環境によって多くのカラーバリエーションや他の鉱物等を内包したタイプ等、多種多様なクォーツがあり、様々な楽しみ方ができる天然石となります。
稀少性の高いタイプも多く存在し、結晶としても人気がある代表的な天然石のひとつです。



コランダム各種

【 コランダム各種 】

コランダムのグループには赤色をしたルビーと赤色以外のサファイアがあります。
複数の色合いを持ったパーティカラードやスター効果等の光彩効果を持ったタイプもあり、ダイヤモンドに次ぐモース硬度を持った代表的な宝石のひとつとなります。
また固有名称を持つ唯一のサファイアであるパパラチアサファイアは非常に高価な宝石のひとつとなっています。



【 トルマリン各種 】

宝石の中でも特にカラーバリエーションに富んだトルマリンは独特の艶やかな光沢感を持った宝石です。
赤色のルベライトや青色のインディゴライト、独特のネオンカラーのパライバ等の固有の宝石名を持った色合いをしたものもあり、安定的な人気を持った鉱物となります。
大粒で色合いと光沢感と透明感が高いものがジュエリー用として扱われますが、特徴的に瑕疵等の多い鉱物となります。



【 ガーネット各種 】

含有する成分比率や成分の違いで様々なタイプに分類されるガーネットもカラーバリエーションが豊富な宝石のひとつです。
代表的な赤色以外に紫色、橙色、黄色、緑色等殆どの色合いが存在し、カラーチェンジやスター効果を持ったタイプもある興味深い宝石となります。
コマーシャルネームの付いたタイプも多い宝石ですが、赤色以外のガーネットは基本的に稀少性が高い高価な宝石として扱われ、デマントイドやツァボライト等の固有の宝石名を持つタイプも多く存在します。



【 ベリル各種 】

ベリル各種の鉱物の最大の特徴は、その色合いによって異なる宝石名となる事で緑色のエメラルド、水色のアクアマリン、無色のゴッシェナイト、ピンクのモルガナイト、濃ピンクのペッツォタイト、黄色のヘリオドール等、様々な宝石が含まれます。
固有名称を持たないインクルージョンタイプも多く、非常にバリエーションが豊富な宝石となり、稀少石の扱いとなるタイプから正統派の宝石まで存在する鉱物グループとなります。



【 ダイヤモンド各種 】

代表的な宝石であるダイヤモンドは外部要因によるカラーバリエーションはあるものの基本的には単独の鉱物となり、無色透明で瑕疵やインクルージョンのないものが好まれます。
実際には、ガーネットやダイオプサイト等のインクルージョンを包有したタイプや様々なカラーバリエーションが存在し、温度によって変色効果のあるカメレオンダイヤモンド等のタイプまで様々なダイヤモンドがあります。
原石の状態でも美しい鉱物で独特の金剛光沢を持っています。



【 トパーズ各種 】

トパーズには大きく分けて、成分含有量の僅かな違いによる稀少性の高いOHタイプと呼ばれるインペリアルトパーズとFタイプと呼ばれる一般的なタイプのトパーズがあり、そのカラーバリエーションも実に豊富で、キャッツアイ等の光彩効果を持ったタイプやインクルージョンを包有したタイプ等、意外に多種多様なタイプが存在しています。
珍しいタイプとしてはロシアンブルートパーズ等の限られた産地でのみ産出した稀少タイプもあり、とても興味深い鉱物グループとなっています。



【 オパール各種 】

オパールには特徴的な遊色効果を持ったプレシャスオパールと遊色効果の弱かったりなかったりするコモンオパールに分類され、それぞれさらに細かい分類による通称を持っています。
宝石名として有名なタイプは主にオーストラリア産となるブラックオパール、メキシコ産となる赤橙色をしたファイアーオパール、透明乳白色系のウォーターオパール、母岩が付いたカンテラオパール、他の鉱物に浸透する事によってキャッツアイ効果を持ったオパール等、様々なタイプがあります。



【 クリソベリル各種 】

ベリルと付くものクリソベリルはベリルとは異なる鉱物グループとなり、クリソベリルとアレキサンドライトの2つの宝石となります。
クリソベリルは蜂蜜色〜黄緑色の色合いとなり、アレキサンドライトは青緑色〜赤紫色へと劇的なカラーチェンジ効果を持った稀少性の高い宝石となります。
クリソベリルもアレキサンドライトも共にキャッツアイ効果を持ったタイプがあるのも特徴です。



【 スポジュメン各種 】

宝石の中では稀少石の分類になるスポジュメンは意外にカラーバリエーションがあるものの成分含有率によって固有の宝石名を持つタイプと色合いを表記されるスポジュメンに分かれます。
固有名称の宝石名を持つタイプは、薄緑色のヒデナイト、ピンク色のクンツァイト、薄黄色のトリフェーンがあります。
またキャッツアイ効果等の光彩効果を持ったタイプやインクルージョンを包有したタイプ等も存在します。



【 スキャポライト各種 】

稀少石の扱いとなるスキャポライトは蛍光性や光彩効果を楽しめる鉱物となり、カラーバリエーションも少なくありません。
見た目の美しさではパープルスキャポライトやピンクスキャポライトが人気ですが、レインボー効果のあるスキャポライトや強い蛍光性を持ったスキャポライトも人気が高く、大粒で品質の高いルースが少ない為、あまり手にする機会がない宝石のひとつかもしれません。
透明感の高いタイプは特に人気が高く稀少なタイプとなっています。



【 アンブリゴナイト各種 】

アンブリゴナイトやモンテブラサイトは代表的な稀少石となり、透明感の高い無色透明〜イエロー〜グリーン等のネオンカラーをしたタイプが有名です。
今も尚、色の起源が不明なタイプも多く、名称的にも知名度が高いとは言えない天然石ですが、愛好家や蒐集家の人気が高く素晴らしく美しいカット研磨されたルースが多く、あまり中途半端なタイプが存在しないかもしれません。
無色透明のタイプは比較的に増えてきましたが、ネオンカラーは現在でも少ないです。



【 ダンビュライト各種 】

独特の屈折率とカット研磨による強い煌きが美しいダンビュライトも稀少石のひとつとなります。
ゴールデンカラーやシャンパンカラーといったイエロー系と淡いピンクカラーをしたルースは特に稀少性も高く人気でカラーバリエーションとしては無色透明から褐色まで比較的に微妙な違いを持ったバリエーションとなります。
日本でも産出する事から知名度は低くないものの大粒で高品質のものは少なく流通性は低めとなっています。



【 ダイアスポア各種 】

ダイアスポアも稀少石のひとつでコレクター向けの天然石となっています。
多色性を持った鉱物で稀にカラーチェンジ効果やキャッツアイ効果を有したタイプもあり、見た目には落ち着いた雰囲気をしているものが多いものの大粒サイズはコレクター向けに特殊なカット研磨が施されているものが多くなります。
かなり硬派な稀少石になる為、市場流通性は低く、その多くは1ct未満の小粒サイズとなっています。



【 スフェーン各種 】

もともとは代表的な稀少石のひとつでしたが、その光学特性と美しい煌きから稀少石ではあるものの市場流通量は増えてきたスフェーンはゴールデンカラーやグリーンカラーをした天然石となります。
高い屈折率と分光性による煌びやかな輝きが特徴でモース硬度は低めですが独特の光沢感と多色性を持った事から知名度も人気も高くなりました。
カット研磨で美しさが引き立つ為、見た目の色合い以外にカット研磨のスタイル等で個性が感じられるルースが多いかもしれません。



【 スピネル各種 】

古くはルビー等の宝石と混在されてきたスピネルですが、鮮やかで強い色合いをしたタイプが多く、現在では固有の宝石として人気が高くなっています。
スピネルは色合いによってレッドスピネルやブルースピネル等に区別され、さらに色の起因となる成分によって稀少性や価値が変わる奥の深い宝石となり、コバルトに起因したブルースピネル等が該当します。
地味に産出量が少ない宝石になる為、カラーバリエーションの割に市場流通性は低く、その殆どが小粒サイズとなっています。



【 ジルコン各種 】

ジルコンもスピネル同様にダイヤモンドやコランダムやエメラルドに比べてワンランク格下の扱いを受けていた宝石です。
ジルコンの場合、合成石のキュービックジルコニアが普及して名称が似ている事もあり、さらに低く扱われていましたが、実際には非常に美しい宝石で艶やかな光沢と煌きを持った鉱物です。
特徴的に自然界の放射線の影響による色合いを持ち、代表的な青色や赤色以外にも緑色や黄色といった様々なカラーバリエーションがあります。



【 ソーダライト各種 】

ソーダライトは強い蛍光性を持った鉱物となり、その中でも透明感の高い宝石質のタイプは稀少性の高い宝石として扱われます。
不透明な青色や青地に白い筋模様の入ったタイプはラピスラズリの代用品の天然石として扱われていましたが、極稀に透明感の高い宝石質のものが産出し、代表的な蛍光鉱物としてカット研磨されます。
また、ソーダライトの亜種としてテネブレッセンス効果を持ったハックマナイトがあります。



【 アパタイト各種 】

蛍光鉱物やカラーチェンジ効果を持つ鉱物として古くからコレクター向けとして人気のあったアパタイトは華やかなネオンカラーをしたタイプの登場で一躍、知名度が上がった宝石です。
鉱物的には珍しいものではないもの宝石質の結晶は稀少で無色透明〜薄黄色〜薄水色〜薄緑色等のカラーバリエーションを持ち、その多くが蛍光性を有しています。
清涼感のある色合いと透明感から人気が定着しています。



【 フェルドスパー各種 】

ムーンストーンやアンデシン、オーソクレース、ペリステライト、ラブラドライト、サニディン等の微妙な成分比率で様々な宝石名となるフェルドスパーグループの鉱物は、ガーネットグループと並んでバリエーションの豊富な天然石となります。
以前まではムーンストーンとラブラドライトのように見た目に明らかに違いが分かる数タイプだけに分類されていましたが、現在は細分化された名称で呼ばれる事が多くなりました。



【 プレーナイト各種 】

独特の結晶構造と淡く優しい色合いから鉱物標本としては以前から人気が高かったプレーナイトは薄黄色〜薄緑色〜薄水色等をした天然石です。
鉱物標本として人気が高かった事もありカット研磨されたルースは少なかったものの比較的に大粒サイズで瑞々しい色合いと独特の光彩効果を持つ事から少しずつ人気が高くなってきました。
まだルースとしての市場流通性は低い方で主にジュエリー向けのルースはゴールド等の素材で使われる品質が中心になっています。



【 アイオライト各種 】

鉱物的にはコーディエライトと呼ばれるアイオライトはダイクロアイトとも呼ばれる宝石で見る角度で色合いが異なる多色性を特徴としています。
アイオライトそのものは透明感のある青や青紫色ですが、アイオライトサンストーンやブラッドショットアイオライト等、インクルージョンによる亜種もあり、その美しさから人気が高まっています。
随分と昔はウォーターサファイアと呼ばれていた事もある程、独特の澄んだ青色が魅力です。



【 ペリドット各種 】

ペリドットは鉱物的には天然オリビンと呼ばれるオリーブグリーンと表現される艶やかな光沢感を持った透明薄緑色の宝石です。
色合いの濃淡はあっても黄緑色〜薄緑色の限られた色しかない宝石で蓮の葉状をしたインクルージョンが入ったタイプやキャッツアイ効果を持ったタイプ等が存在するもののカラーバリエーションの少ない宝石のひとつです。
変わったところでは隕石に含まれたペリドットがあり、コレクターアイテムとなっています。



【 ターコイズ各種 】

ターコイズは二次鉱物の一種となる為、様々な要因や作用によって不透明な青色や緑色、白色をした鉱物に褐鉄鉱等による蜘蛛の巣状の柄模様が入ったタイプ等、バリエーションに富んだ宝石となります。
色合い的には銅成分が高い程に青く、鉄成分が高い程に緑色が強くなり、単色のタイプよりも色柄模様のバランスが良いものが好まれます。
アメリカ産のターコイズは産出した鉱山名が名称になった稀少性の高いタイプもあり、熱狂的なファンやコレクターがいます。



【 クリソコラ各種 】

クリソコラは厳密には珪孔雀石と呼ばれる鉱物の宝石名ですが、マラカイト:孔雀石と一緒に産出する為、混在した場合はクリソコラマラカイト等の宝石名となり、猫車では広義でグループとして扱っています。
クリソコラグループの中でも石英が浸透する事で半透明薄緑色〜薄水色をした宝石質のジェムシリカは稀少性と美しさに優れた宝石として人気があります。
ターコイズ同様に銅の含有率や他の鉱物と混在する事で色柄模様が変わり、鉱物としても一般的に知られています。



【 ダイオプサイト各種 】

ダイオプサイト:透輝石の中でも宝石として扱われるタイプのルース等となります。
鉱物的には天然石として扱われる事の多いダイオプサイトですが、クロムタイプのグリーンダイオプサイトやキャッツアイやスター効果を持ったタイプ等を厳選して展開しています。
ロシア産のダイオプサイトキャッツアイやタスマリンと呼ばれていた独特の透明黄緑色をしたダイオプサイト等の稀少性が高いものが中心になっています。



【 カルセドニー各種 】

広義でカルセドニーとしてグルーピングしていますが、この中にはアゲート、ジャスパー、カルセドニー等の鉱物や宝石名を持つものを含めています。
これらの鉱物や天然石は石英や蛋白石等の細かい結晶が集まったタイプで色合いや柄模様等によって細分化された名称を持った宝石として扱われています。
鉱物としては特に珍しいものではないものの自然の生み出した景観美や柄模様の美しさがあり、バリエーションの豊富さや扱い易さもあり魅力的なグループとなります。



【 透翡翠各種 】

アジア圏ではエメラルドと並んで緑色をした宝石の代表格となっている翡翠は鉱物的にはヒスイ輝石の微細な結晶が集まったものとなります。
緑色のイメージが強いもののカラーバリエーションが豊富で純粋にヒスイ輝石だけの結晶は白色をしており、他の鉱物や成分によって青、赤、橙、黄、黒、灰色等と様々な色合いをしています。
日本産では糸魚川翡翠が有名で海外ではミャンマー産が有名ですが、模造品や染色処理をされたものも多い上、単色以外は鑑別書が取れない事があります。



【 真珠・珊瑚各種 】

真珠や珊瑚の中でジュエリー等の宝飾品として使われる宝石タイプのものとなります。
真珠であれば本真珠や南洋パール、コンクパール等となり、珊瑚であれば主に日本産の赤珊瑚や桃色珊瑚、ボケサンゴ等となり、淡水パールや山珊瑚といったタイプは含めていません。
古くから装飾品や宝飾品として珍重されてきた真珠や珊瑚も色合いや形状や大きさといった要素で様々なバリエーションがあります。



【 その他稀少石各種 】

まぁ、ぶっちゃけ、その他の稀少石というのが殆どの稀少石になってしまうのですが、稀少石が多過ぎて追い付かない感じなのです。
少なくても5年、できれば10年以上の時間が経過しないと稀少石かどうか分からないのは、枯渇したり、新しい産地が見付かったりするからなのです。
宝石として扱われる鉱物は、宝石として扱われるくらいなので稀少っていえば稀少なのですが、その中でも所有数が少なく、固有の宝石名を持った分類できないタイプとなっています。



【 人造宝石各種 】

日本では海外程に好まれない様々な合成宝石や人造宝石ですが、ヴィクトリアストーンやYAG、ストロンチウム・チタナイト等、宝石の世界では様々な技術とアイデアで天然石に劣らぬ美しさを持った人造宝石の開発がおこなわれてきました。
京セラの合成アレキサンドライト、ギブソン・オパール、リンデン・スターサファイアといった様々なタイプがある中で個人的な好みで特定の評価を得ているものを少しだけ取り扱っています。





これまた書き始めると終わりがない感じですが、いろいろな鉱物グループや宝石があり、興味が尽きないのが宝石や稀少石、天然石の魅力なのです。

好きなタイプや傾向のルースや原石と出会えると良いですね。



糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」
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